2014年10月24日金曜日

TSUTAWARU

何かと何かが噛み合ってないとうまく伝わらない。

最近それをよく思う。

調和ではなくて、噛み合っているかどうか。

キレイな言い方をすればバランス。


もしどこかに正解があるとすれば、噛み合っているかどうか。


けどどこかにウソがなければ、正直であれば、バランスなんぞ気にしなくて良い。
どこかでほんとうの自分から目を逸らして自分をよく見せようと誤魔化したり、飾り付けしたりするから、あとからツケが回ってくる。

自分の芯が見えなくなり、調整しないとやっていけなくなる。


そうじゃない。

そのまんまでいい。恰好つけずにやれるだけやればいい。

それがきっと噛み合うということだ。


伝わるということだ。

TONNERU-NUKETE

「突き抜ければそれは個性になる。」

言われれば言葉の意味はわかる。その価値もわかる。

もう何年やってるのかと悔しくなる。


小さいころには水泳を習って、そろばんを習って、いわゆる優等生として学校の勉強をそつなくこなして、傍ら野球を続けて、車の免許を取って、それでも本気で情熱を注げられることが一つもなくて、それでも迎えた学生時代の就職活動。

必死で逃げ出したかったけど、そこには逃げ出すための何の確かな理由がなかった。逃げ出すために理由なんていらなかったのかもしれないけど、弱い僕は逃げ出せないままだった。


そんな時助けてくれたのが音楽。そんなべらぼうな世界に引きずり込んでくれたのがその時一緒にやってた友達。感謝してもしきれない。

そして僕は後戻りできない舟に乗った。乗り込む舟はもう消えた。
その決意は確かにあった。


やけどいつになったら突き抜けるんや僕は。いつまでファーストステージのままなんや。
ぬるい、甘い。浅い。負の波が押し寄せて一気に吐きそうになる。

僕の本名についている「貴」という感じは「貫」という字に近いことから親が選んでくれた漢字だそうだ。
要するに「貫け!」という親からのメッセージ。

負けるわけにはいかない。曲げるわけにはいかない。しがみついてでも生きていくと決めたんや。


まだまだやれるだろう。まだまだやれるはずや。走り出し続けよ。営みを続けよ。


貫け。