2013年8月27日火曜日

RECORDING @ SHIMANE =島根滞在3日目=

7月17日(水)。


引き続き

『誉』に滞在させてもらい、

今日もケンタ・ザ・バイクで福祉センターの温泉へ。


汗を流し、



『誉』に戻り

本日は持ってきた機材で録音。





宍道湖の美しい空気を吸い込んで、









『NASSAU & GELTA』と『ATAMA DANPEN』

の歌入れをした。


NASSAU & GELTAは元々鹿児島県の屋久島というところでできた歌だ。


バンドバージョンを経てまた違う土地の空気をまとってソロバージョンで今回のカセットテープに収録される。


新しい息を吹き込み、生まれ変わる感じだ。








ありがとう、『誉』、ならびに後藤健太氏、ならびにアライバリズム。




10月20(日)に健太氏が島根でっかいフェスを開催するらしい。

その名も


たぬき(温泉)音楽祭




話を聞いたところ、地元を本気で愛する有志や、愛のあるお金で動き、実現する入場無料の祭りだ。しかも全国的なアーティストに加え地元島根からも森山らきあさん、GREE'N'PEACEなどのアーティストも出演。

素晴らしい祭りになるに違いない。



僕もTAIYO33OSAKAでの『太陽大感謝祭』を経験して、確信している。



僕は東京でのライブが入っているので行けないが、ぜひ皆様、たぬき音楽祭に足を運んでほしいと思う。


チェック”
http://www.tanuki-onsen.com/








今回も、ありがとう島根!また来る。




ちーーーーーーーん





(誉から温泉に向かう途中にあった貼り紙)




2013年8月16日金曜日

DJかかしと松江温泉。 =島根滞在二日目。=

7月16日(火)。

自宅に帰るように気持ちで吸い込まれて到着した『誉』にて起床。

この日はアジアン&エスニック料理屋の『Green's Baby』にてDJかかし(弾き語り)による弾き語りライブが予定されていた。




まるで旅館の一室のような誉の2F。安心と信頼の居場所。






窓から見える宍道湖が美しく輝いている。





橋を渡り、川を越えて

午前中に宍道湖のほとりにある松江総合福祉センター内にある温泉に向かう。



乗り物を借りて、、、






THIS IS


ケンタ・ザ・バイク












福祉センターに到着。







大人200円。



安い。。






脱衣所で着替えていると、一人のご老人が話しかけたくれた。








隣で着替えていたおっちゃんが、
『あんた旅人か?どこへ行ってもな、用心に越したことはねえよ。何かあっても誰のせいにもできんだろ?』

と言って






貴重品ロッカー用に100円をくれた。






感激。。









昨日の汗をすっかり洗い流し、



浴場を出たところに休憩スペースを覗くと、







30人近いご老人様たちが対面で2列に並び、囲碁に勤しんでいた。


写真では伝え切れないけど、すごい熱気だった。





松江歴史館にてDJ YOHEY BOYSに会い、会場へ


 




ライブ前にお店のグリーンカレーをいただいた。




当然んまい。



ライブ本番。


久しぶりの弾き語りライブだったが、45分~50分ほど。

お客さんとの会話もしつつ、のびのびできたように思う。




1.かえろう
2.こだま
3.あたまだんぺん
4.赤とんぼ(童謡)
5.ナッソウとジェルタ
6.君が誰かの彼女になりくさっても(サンデーカミデ・カバー)
7.みんなのキッズ(児童デイサービス施設・テーマソング)
8.ぼくらのためのフォルカ


こんな感じであった。
君が誰かの彼女になりくさってもは最近の弾き語りライブでよくやらせてもらっている。
もっとうまくなりたいけど、とても好きな歌だから勝手にやらせてもらっている。




生まれて初めて、ライブでコールアンドレスポンスというやつをやった(笑)




弾き語りでは11月にも大阪でしっかりとしたイベントに誘っていただいており、嬉しい。

OCTAVIO小島くんのアコギを借りっぱなしなんだけど、本当に良い音をしているよ。





マスターのカッシーさんと一枚。

前回のアライバリズムにも出店されていた。




ライブ後にはお店のタコライスをいただき。


これまた




んまい。






そしてライブ後は

観に来てくれていた後藤健太氏とDJ YOHEY BOYSと共に飲み、


またまた『誉』へ。





健太氏から前回のアライバリズムの写真をもらった。










最近写真といったらデータで貰ってPCの画面上で見るものばっかりだったけど、

やはりモノとして手に取る良さは、それを手に取った瞬間に実感するものである。


ありがとう。







ごーーーーーーーん。(3日目に続く)


2013年8月15日木曜日

ZOMBIE & OBUTSUDAN

今回カセットテープ作品をリリースするレーベル“ZOMBIE FOREVER”のオーナー森くんがリリース特設ページにレビューを書いてくれた。嬉しい。

もちろん既に出来上がっている数曲はしっかり聴いてくれた上で、作品レビューというよりもOCTAVIOや僕個人についてのリリースのいきさつや関係性を語ってくれた文章だった。



■ZOMBIE FOREVERより
大阪発フォークトロニカ『OBUTSUDAN-SUMINO』スミノ君との出会いはQurage/Tokyo Long Letterのレコ発ツアー大阪編のとき。精力的に活動していたOCTAVIOのデモ音源をもらったのをきっかけに交流がスタート。誰もいない野原、または砂漠のど真ん中で演奏しているような壮大でプリミティブな表現はFlying Lotusで沸いていた当時からすれば時代と逆行しているように思えた。しかしながら大阪の祭り"だんじり"を注入した躍動感のあるステージと徐々に熱を増していく爆発力は多くのファンを生み出した。泥だらけの高校球児のような印象すら持てるのはスミノ君が話すMCだったり活動を行う姿勢だったりするのではなかろうか。そんな人情味に共感した我々は共同企画を大阪でやろうと持ちかける。大阪は梅田RAINDOGSにてグーミ/Qurage/キツネの嫁入り/Octavio/NISEUO cosmic-chang mothership progress/NOVOS NANIWANOS/FLYASH(DJ)/arubejio(DJ)という素晴らしい面子で行われたが大赤字を叩き出してしまう。事実ショック死しそうになったのだが、スミノ君とはまた一緒にやりたい、いつか恩返しがしたいと思わせる強さがあった。そしてソロ名義の音源を手渡されたときは驚いた。OctavioよりもフォーキーでメロウなBill Callahanを感じさせるサウンド。それがやりたい音楽なのか隠してたことなのかわからなかったがスミノ君の潜在能力には舌を巻いた。そしてゾンフォーがテープでのリリースを開始した頃、スミノ君の名前がすぐに浮かんできた。OBUTSUDAN-SUMINO名義とか関係なくスミノ君のプロジェクトなら何でもいいからと伝えるとOKサインをくれた。Oh My Friend、あのときの借りを返す時がきたぜ。無謀なことを一緒にやってズッこけた仲だ。一発テープに巻いてやってやろうぜ。『血の通ったエレクトロニカ』そう言われるのも不思議じゃない。彼は優しいし、人を大事にするし、無邪気だし、たぶん。人間性が音楽をつくりあげているのであれば、全然大袈裟な言葉じゃない。







そうだ。

聞くところによると、よくライブハウスに貼ってあるポスターやフライヤーに書いてあるようなバンドのリリース告知媒体のコメントはレコード会社やバンド本人達が繋がりのあるミュージシャンや影響力のある著名人に依頼して、時にはギャラを払ってその作品を褒めたたえるような短いメッセージをたくさん書いてもらって載せたりして販売促進するらしいが、今までなんだか妙な気持ちになるコメントをたくさん見てきた。
このバンドは本当の本当に心の底からその人のコメントを載せたかったのか?そうでないとしたらそんなもの本当に要るのか?と思うことが多かった。

そんな音楽業界の仕組みを知ってしまったが最後、著名人のネームバリューを利用しただけかのようなそれっぽい宣伝文句はなんだか胡散臭いコメントに見えてしまうようになった。そうでないにしても。


僕は今回森くんには何かしらコメント的なものを書いてくれたら嬉しいと連絡したが、本当にこういう想いのこもった、過不足の無いレビューを書いてくれて嬉しかった。



上記にある通り、僕と森くんの出会いはQurage/Tokyo Long Letterのレコ発ツアー大阪編をライブハウス地下一階(今回僕のリリース記念イベント『ニョキニョキインタラ祭』を開催する会場でもある。)だった。2009年5月31日もう4年も前の話だ。

(偶然だが、OCTAVIOはその出会いからちょうど4年後の2013年5月31日を持って活動を休止したということになる。)


そこで見たのがQurageこと、レーベルオーナー森くんのソロ・アクト。打ち込みトラックに、時に激しく歪ませたアコギを乗せ、そして浮遊感の中に、ある種もどかしく内包された最大の攻撃性をさらに優しく包んだ歌。


正直、ぶっとんだ。ソロアクトでここまでサウンドメイクからのイマジネーションで心踊らせるソロアクトを見たことがなかった。Qurageは今の僕の打ち込みと使ったソロスタイルに閃きと影響を与えてくれた人物の一人だ。
『東京ソニックユース』はそれからしばらくアンセム的に脳内をループしていた。

イベントが終わってすぐに声を掛け、OCTAVIOのデモ音源を渡した。

そして、梅田RAINDOGSでの共同企画。

グーミの『めがみっつ』のレコ発大阪編を企画した。たしか60~70人くらいのお客さんが集まってくれたと思うが、大赤字だったとは。(笑)

そうか、山形や東京から来ているのに充分な交通費も得られないような結果だったから、そういうことになるのか。


だとしたら恩返しするのはこっちの方だ。レーベルも出演者もよくやってくれたと思う。感謝だ。


もうすぐ完成するカセットテープは一つ一つのカセットへの焼きこみとパッケージングがレーベルの手作業で作られている想いのこもった愛のある音源だ。

”大事にしてくれる人を通して、大事に聴いてくれるであろう人に確実に届けたい。”
そんな想いから、無理をしてまで大手流通網に乗せるようなことはせず、しっかりと繋がっている販売店にのみ卸される。

僕は僕で、ライブ会場に足を運んでくれるお客さん達にひとつひとつ確実に手渡ししたい。

そんな想いが重なって、山形発DIYインディーレーベルZOMBIE FOREVERからカセットテープ作品『ISLAND HEAD』がリリースされる。



ぜひ、お楽しみにしておいてください。








2013年8月9日金曜日

-RE ALIVE A RHYTHM- @島根滞在一日目。

7月15日(月・祝)。

この日は2本ライブが入っていた。

島根で1本、鳥取で1本。


島根行きのバスが高速道路上で大雨に見舞われ、2時間遅れで会場に到着。

島根県松江市。



 前回 に引き続き、レペゼン島根・後藤ケンタ氏を始め地元を愛してやまない方たちとアーティスト達が作り上げる祭り『アライバリズム』に2回連続で出演させてもらうことになった。

イベント詳細には

【LOCAL ACT】
お仏壇のすみの


すっかりレギュラー出演かのようで、何とも嬉しい感じなのである。
 

 会場はいつもの大根島HOME


今回は平賀さち枝さんが来られるとのことだったが、会場につくなりソファーで寝ていらっしゃった。
東京からでおつかれであったのであろう。



合掌。。








幼児スペースも充実している

こういう仕掛けも大好きなのである。







僕はというとライブアクト一番手にて、終了後もう1本の鳥取ライブに行かねばならなかった。

せかせかしてしまい。



ケンタ・ザ・カーのおかげで何とか2本めに 間に合った。


こちらは旧・米子ベリエ。現Aztic laughs。


こちらは前回出演した島根・Aztic canovaの系列店。
店長さんからぜひ米子でもというお声がけをいただき、実現したのだった。


10代のころ大好きで情報を追っかけていたバンドがツアーで回ると言ったらベリエだった。


いつか同じステージで演奏したいと思っていた。





ギリギリに到着してすぐセッティングして本番。

若いPAの方だったがコミュニケーションも取りやすく、リハーサル無しにも関わらず良い状態でライブに臨めたと思う。



その後は同じく大阪からのSEGAREというバンドがトリで涌かしてらっしゃった。










 出番終了後に米子駅前へ。380円と看板に書かれた安いラーメン屋を発見。



んまい。






看板は裏向きで







米子のイベントを終え、再び松江に帰ることに。



アライバリズムのみんなに会いたい。


そう思った。





が、 




ケンタ・ザ・カーのガソリンメーターが限りなくE(からっぽ)

に近い。。。。。







(ヤバイ。。。)







こんな時間(23時すぎ)になかなか空いているガソリンスタンドもない。。。


 





















































ま、なんとかなるか



と思いガソリンスタンド探しを諦め発進。


















到着!




 0時すぎ


関係者はほとんど帰ってしまっていたが、



2人が出迎えてくれた。


 


森山らきあ


後藤健太




アライバリズムにこの2人ありだなあ。間違いないなあ。








HOMEのオーナーくみたけさんが最後の片付けをされている中、3人で最終打ち上げ。


バーベキューセットで肉を焼き、ビールを飲み。わいわいした。





最高だ。




そしてくみたけさんに松江まで送っていただき、



まるで自分の家に帰るような気持ちで





真夜中。










健太氏の『誉』に吸い込まれていくのであった。。






ちーーーーーーーーーーん


































2013年7月18日木曜日

SIREN

ひとふで書きで 森を分け

港の町には サイレンが

かぶとの山に 始まりの合図

魚はもういない にらめっこしましょう

故郷を想う少年は

遠い国をも 抱きしめる

素直な君に かもめがとまるよ

(2013年5月16日の記録より)

2013年7月11日木曜日

JENOGA

緑のお椀の狭間で 揺れて運ばれる


かなたの水がめ 3つあり


かがやく湖 波間の防波堤


”きれい”を超えた 骨になりたい



(2013年5月15日の記録より)

2013年7月9日火曜日

NAO

山のは いとちこう 

ハチの巣を持って バスに揺られた

やうやう 近うなる海


方舟に乗り込み 全てを越えたところで

まぼろしの島に行きたい

七色のクラゲ 風の塔 ゾウガメの足

へばった犬には 蜃気楼が見えた 


港で男が 教えてくれた

「島のカッパに、会いなさい。」


(2013年5月14日の記録より)